御父は、愛をもって私をご自分の息子、娘にしようと定めておられました。
今日、世界中にいる孤独なクリスチャンの数は、私の想像をはるかに超えるものでしょう。私は、孤独なクリスチャンがいてはならないと思っています。まず、クリスチャンであるとはどういう意味かを考え直す必要があります。それは、神の家族であるという意味なのです。聞こえの良い神学的な用語としてではなく、本当の意味での家族です。
孤独であることは、とても不幸な状態です。世界中には何百万、何千万人の孤独な人々がいます。世界の人口が急増し、大都市には多くの人々が住んでいるにも関わらず、これらの大都市は孤独な人々であふれています。
周りに多くの人々がいても、大都会の中でも、孤独を感じることがあるのです。実際、人々に囲まれていながら、見えない壁によって人々から切り離されていると感じ、その壁をどうやって壊せばいいのかわからないことは、孤独の中でも最悪の状態です。
人が孤独でいることは神のみこころではありません。永遠の昔から、神は「父」です。天においても地においても、すべての家族の父の源は神なのです。パウロはエペソ3章15節で、「天と地にあるすべての家族の、『家族」という呼び名の元である御父」と言っています。人類の歴史の一番初めに、神が最初の人アダムのために助け手を造ったのは、「人がひとりでいるのは良くない」(創世記2:18)と判断したからです。それが神のみこころです。神は私たちを孤独から引き出し、神の家族にしたいのです。神の愛を分かち合うことができる兄弟姉妹を私たちに与えたいのです。
【祈り】
父なる神さま、私があなたの子どもとされていることを感謝します。私が孤独になることは、神さまのご計画ではないと宣言します。神さまは私を神の家族にしてくださいました。神さまは愛をもって、私を息子、娘としてあらかじめ定めてくださっていました。アーメン。