互いに注意を払おうではありませんか
また、愛と善行を促すために、互いに注意を払おうではありませんか。ある人たちの習慣に倣って自分たちの集まりをやめたりせず、むしろ励まし合いましょう。その日が近づいていることが分かっているのですから、ますます励もうではありませんか。(ヘブル10:24-25)
ヘブル人への手紙の中の八つ目の「(~しよう)ではありませんか」は、冒頭の聖句の中にあります。原語のギリシャ語では、「愛と善行を促すためにどうすればよいかを互いに考えようではありませんか」です。この表現は、今週のテーマである「人を顧みる」ことの本質を表しています。私たちは互いを思いやり、常に互いの最善のものを引き出すことを目指しましょう。
現代人の多くは、自己中心という牢獄の中に閉じ込められています。心から幸せだと感じることもなく、本当の平安を味わうこともありません。実際、心配したり、自分を喜ばせようとすればするほど、問題が増えていきます。その牢獄から解放される聖書的な方法の一つは、いつも自分のことばかりを心配するのをやめることです。仲間の信者たちに注意を払いましょう。イエスの模範に倣って、パウロの勧めを実践しましょう。
何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。キリスト・イエスのうちにあるこの思いを、あなたがたの間でも抱きなさい。(ピリピ2:3-5)
互いを顧みることの反対は、「自分だけの益を考える」ことです。自分のことよりも他の人のことを気にかけることによって、あなたは解放されます。
【祈り】
主よ、私が他の人を愛するように助けてくださることを感謝します。私は、自分のことよりも他の人を気にかけることを宣言します。私は他の人に注意を払います。アーメン。