イエスの血によって、私は悪魔の手から贖われました
「贖う」とは、「買い戻す」という意味です。私たちは奴隷としてサタンの奴隷市場で売られていた者です。使徒パウロは、「私は肉的な者であり、売り渡されて罪の下にある者です」(ローマ7:14)と言いました。当時のローマ文化では、奴隷は槍の下に立たされて売られていました。レンガの上に立ち、頭の上には槍がありました。それが奴隷であるというしるしでした。
パウロがこの箇所で言っているのは、「私の罪は頭上の槍で、そのために私は奴隷として売られることになった」ということです。私たちもまた、自分の罪のゆえに、奴隷としてパウロとともに売られました。
しかしある日、イエスがその奴隷市場に入って行き、「わたしが彼らを買おう」と言われたのです。」値段はいくらでしょうか。イエスの血です。私たちはサタンの王国から買い取られ、神の国に入れられました。
奴隷は、自分の主人のためにどのような仕事をするのか選ぶことはできません。料理係になる人もいれば、売春をさせられた奴隷もいたでしょう。それは奴隷の主人が決めるのです。私たちもそのような者でした。人から尊敬されていたとしても、蔑まれていた奴隷と何ら変わりません。売春婦やアルコール依存者を軽蔑してはいけません。主人がそれぞれの奴隷に仕事を割り当てたからです。そのように、サタンは奴隷たちをどう使うかを決めましたが、イエスの血はサタンの支配を打ち破り、サタンのもくろみから解放します。
【祈り】
主よ、イエスさまの血を感謝します。私はサタンの王国から買い取られて、神さまの王国に入れられたことを宣言します。イエスさまの血によって、私は悪魔の手から贖われました。アーメン。