詩篇105:37
「主は銀と金とを持たせて御民を連れ出された。その部族の中でよろける者はひとりもなかった。」
これは、主がイスラエルの民をエジプトから解放したことについて詩篇の作者が霊感を受けた描写で、経済的、身体的な贖いの2つの側面に焦点が当てられています。神は銀と金という富を持たせて彼らを連れ出しました。そして、誰ひとりよろけることなく、誰ひとり弱い者はおらず、エジプトの荒野を横断する長旅ができないような病気の人もいませんでした。
それは、贖いの描写です。贖いは、単に私たちの霊的なものだけにとどまりません。私たちの存在と私たちの人生すべての領域のための神の完全な備えです。神が贖われるとき、からだの必要も満たし、物質的な必要も満たしてくださいます。ほんの24時間前までイスラエルは悲惨な民族、奴隷状態にあり、食べ物も十分ではなく、すべてにおいて不十分でしたが、神のあがないによって、24時間以内にすべてが変わったのです。どのようにして変えられたのでしょうか。一つの単純なもの、過ぎ越しの子羊への信仰です。その子羊の血が流され、その血を飲むことによってです。今日の私たちのために、神は神の小羊、主イエスを備えてくださっています。イエスの血とその肉を食べる信仰は、過ぎ越しの子羊がエジプトにいたイスラエルの民のためにしたことをはるかに上回るのなのです。
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