詩篇90:2、4
「山々が生まれる前から、あなたが地と世界とを生み出す前から、まことに、とこしえからとこしえまであなたは神です。まことに、あなたの目には、千年も、きのうのように過ぎ去り、夜回りのひとときのようです。」
これが、時間と永遠の違いです。山々は生まれ、地と世界が生み出され、というのは過去形ですが、詩篇の作者は神について、「とこしえからとこしえまであなたは神です」と言っています。「あなたは神でした」ではなく、「あなたは神です」と言っています。神には、過去形も未来形もありません。神は時間の中におられるのではなく、永遠におられます。永遠とは、単に非常に長い期間ではありません。存在の形態が異なります。それは別の世界のことで、時間を超越しています。神とともにいるなら、あなたも永遠です。
神の御名は、「私はある」です。そして永遠の平穏といと高きところから、神は時間を見ておられます。詩篇の作者は、神の目には、千年も昨日のように過ぎ去り、夜回りのひとときのようだ、と言っています。聖書の時代、、夜は三時間ごとに4人の夜回りがいたので、神の目には、千年は私たちの経験で3時間が経過するようなものです。それこそ、神と結びついているということなのです。それは時間の変化の影響を受けることなく、神ご自身の存在そのものに留まり、時間を超えた永遠の中での神との関係を持つことです。
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