忍耐をもって走り続けようではありませんか
忍耐を養うために役立ついくつかの簡単な原則を考えてみましょう。まず、ローマ人への手紙5章1~2節のパウロの言葉を見てみましょう。「こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。このキリストによって私たちは、信仰によって、今立っているこの恵みに導き入れられました。そして、神の栄光にあずかる望みを喜んでいます。」将来待ち受けているもののゆえに、私たちは喜ぶのです。続けてパウロは、将来の光だけではなく、現在与えられているものも喜んでいると言っています。「それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。それは、苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです」(3-4節)。3節にあるように、苦難がもたらしてくれるもののために苦難をも喜ぶべきです。忍耐は、私たちの内に練られた品性を生み出します。これは試練に耐えてきた性質、つまり忍耐の核心部分です。パウロは、「この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです」(ローマ5:5)と書いています。
愛は重要な性質です。つまり、私たちの性質が形成されることについて語っているのです。私たちは苦難を喜びます。それは忍耐を生み出す唯一のものだからです。そして、忍耐は練られた品性を生み出します。私には、困難、反対、悪評、誤解を共に経験してきた友人たちがいます。今日、彼らの性質は練られました。彼らは信頼できる人たちです。裏切りや無法という試練の中にあっても、私は誰を信頼できるかを知っていたいです。
【祈り】
主よ、私が走り続けることができるように助けてくださることを感謝します。私は、走り終えるために必要な性質を生み出す苦難を喜びます。私は忍耐をもって走り続けます。アーメン。