イエスの血によって、私は聖なるものとされ、神に聖別されています
ローマ人への手紙には、対立する律法を持つ二つの王国について書かれています。その 一つ、悪魔の律法は、罪と死の律法で、もう一つの神の王国の律法は、キリスト・イエスのいのちの御霊の律法です。
「なぜなら、キリスト・イエスにあるいのちの御霊の律法が、罪と 死の律法からあなたを解放したからです」(ローマ8:2)。
私たちはもはや悪魔の領域にも、悪魔の律法の下にもいません。私たちはもう一つの王 国、つまり神の王国にいるので、悪魔の王国は私たちに適用されません。私たちは、霊もた ましいもからだも移されたのです。このことは、イエスの血潮によって起こります。イエスの血 によって、聖なるものとされ、神に選び分けられるのです。信者のからだへの影響について考えてみましょう。私が経験から言えることは、私たちのからだに起こったことを考えてみる時、神の国に移されることの意味がよく理解できると思い ます。このことを考えてみてください。
「あなたがたは知らないのですか。あなたがたのから だは、あなたがたのうちにおられる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたはもはや自分自身のものではありません。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから、自分のからだをもって神の栄光を現しなさい」(Ⅰコリント6:19-20)。
「代価を払って買い取られた」という言葉は、「贖い」というテーマを思い起こさせます。私たちは、イエスの血によって悪魔の手から買い戻されました。どれくらいの部分を買い戻されたと思いますか。私たちの霊だけでしょうか。いいえ、イエスは贖いの全代価をご自身の血で支払ってくださいました。ですから、私たちの霊もからだも神のものなのです。
【祈り】
イエスさまの血潮を感謝します。私は、悪魔の王国から完全に買い戻され、神の国の中へと移されました。イエスさまが贖いの全代価としてご自身の貴い血によって買い取ってくださったので、私の霊もからだも神さまのものです。イエスさまの血によって、私は聖なる ものとされ、神に聖別されています。アーメン。