互いに注意を払おうではありませんか
他の人に喜んで仕えることについて、使徒パウロがコリントのクリスチャンたちに宛てて書いたもう一つの言葉を見ていきましょう。パウロは以前、厳格で律法的な正統派のユダヤ人でした。パリサイ人であり、ラビの資格を持っていました。その正義感からか、他の人々を分け隔て、自分より劣っていると見なしたり、軽蔑したりさえしました。しかし、イエスを知ったとき、彼の性質に最大の素晴らしい変化が起こりました。実は、コリントの人々は周りからは地の屑のような人たちと見なされていたのです。この手紙の中でパウロは、彼らの中のある者たちは同性愛者や売春婦、酒飲み、暴力的だったと言っています。コリントは古代世界の主要な港の一つで、他の多くの港と同様、町はそのような種類の人々であふれていました。
しかし、パウロの驚くべき言葉を見てみましょう。
「私たちは自分自身を宣べ伝えているのではなく、主なるイエス・キリストを宣べ伝えています。私たち自身は、イエスのためにあなたがたに仕えるしもべなのです」(ガラテヤ5:13-14)。
この誇り高きパリサイ人が、そのような悪い行いをしていたコリントの人々に対しても、「私たち自身は、イエスのためにあなたがたの奴隷(しもべ)なのです」と言っているのです。
三つのステップに注目してください。第一ステップは、自分自身を低くすることです。「自分自身…ではなく。」第二ステップは、キリストを王座に据えることです。「主なるキリスト。」第三ステップは、他の人に仕えることです。「イエスのためにあなたがたに仕えるしもべなのです。」この三つのステップは非常に重要です。愛によって他の人に仕えなさい。それがメッセージです。自己中心的な考えから抜け出しましょう。
【祈り】
主よ、私が他の人を愛することを助けてくださることを感謝します。私は、自分を低くし、キリストを王座に据え、他の人に仕えることを宣言します。私は他の人に注意を払います。アーメン。