主は、ご自分の民を捨て去りはしません
神はアブラハムとヤコブに、「あなたがたの子孫は海辺の砂のようになる」と約束しました。それが、過去二千年の歴史を見ても、はっきりとわかるイスラエルの姿です。波は絶えず彼らを襲っています。人間と悪の力、そしてサタン自身の怒りが、様々な時代に、様々な地域でユダヤ人に数えきれないほどの猛攻撃を仕掛けてきました。海はかき回され、轟音を立て、荒れ狂い、砂を打ちました。そして、どうなったでしょうか。砂は常に勝利しました。なぜでしょうか。神がそう言われたからです。神のことばが実現されているのです。
重要なことは、ユダヤ人が神の民となることを選んだのではないということです。主が彼らを選んだのです。私は、神のすべての選択は正しいと信じます。どれほど真逆のように見えても、主は正しいことをされたのです。神はご自分の民を捨て去りはしません。彼らが神の誠実さに値するからではなく、神の大いなる御名のためです。神の御名はイスラエルとともにあり、神の名誉は危機に瀕しています。
新約聖書で、イエスご自身が私たちにも同じ保証を与えてくださっています。
「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」(ヘブル13:5)。
時に、私たちは神の臨在を意識していないかもしれませんが、聖霊によって神は私たちとともにおられます。私たちがどこへ行こうと、神はご自身の御霊によってともにいてくださいます。目には見えず、気づかないことも多くありますが、離れることはありません。未信者にとっては、これは恐ろしい考えかもしれませんが、神を信じる者にとっては慰めであり、強められる保証なのです。
【祈り】
主よ、あなたはイスラエルを選ばれました。今、イスラエルのために祈ります。私は、主がイスラエルとともにおられるように、私とともにいてくださることを宣言します。主はご自分の民を捨て去りはしないからです。アーメン。