賛美のいけにえを絶えずささげようではありませんか
へブル書の「~しようではありませんか」の12個目です。
「それなら、私たちはイエスを通して、賛美のいけにえ、御名をたたえる唇の果実を、絶えず神にささげようではありませんか」(ヘブル13:15)。
これは、とても美しくふさわしい勧めだと思います。継続して行うように指示しているからです。私たちが一年中、神への賛美のいけにえをささげ続けるなら、私たち一人ひとりの人生に大きな違いをもたらすでしょう。
この最後のステップである神への賛美は、前の二つのステップである「感謝しようではありませんか」と、「宿営の外に出てみもとに行こうではありませんか」と直結しています。感謝は、当然のように賛美につながります。聖書には、感謝と賛美が結びついている箇所が多くあります。特に美しい聖句の一つは、詩篇100篇4節の「感謝しつつ主の門に 賛美しつつその大庭に入れ」です。神に近づく第一段階は感謝で、第二段階は賛美です。感謝すると賛美になるのです。感謝は賛美の中に表現され、賛美の中に流れ出ます。
直前の「宿営の外に出てみもとに行こうではありませんか」というステップは、自分を喜ばせることと、世を喜ばせることという二つの奴隷状態から私たちを解放します。このステップも。賛美のいけにえをささげることに直結しています。最初は気づかないかもしれませんが、私たちの自発的な賛美を妨げているのは、自己愛と世への愛の二つです。私たちの愛が自分自身や世に集中している限り、本当に自由に神を賛美することはできません。十字架はこの二つの障害を取り除き、自由に神を賛美することができるようにさせてくれるのです。
【祈り】
主よ、あなたに感謝し、あなたを賛美します。私が神さまを賛美するのを妨げるものをすべて取り除きます。「御名をたたえる唇の果実」をささげます。私は賛美のいけにえを絶えずささげます。アーメン。