イエスは、ご自分の義によって私たちを義とするために、罪ある者とされま した
神は、十字架を通して罪の問題に対処し、過去に対する完全な備えをされました。 「私たちのすべての背きを赦し」（コロサイ２：１３）てくださいました。私たち のためにイエス・キリストが死んでくださったことにより、つまり、私たちの罪を 負い、代価を支払ってくださったイエス・キリストを通して、神はご自分の義を損 なうことなく、私たちの罪深い行いのすべてを赦すことができるのです。なぜなら 、 神の義はキリストの死によって守られたからです。どれほど多くの、また深刻な罪 であっても、イエスを信じるとき、私たちの過去のすべての罪は赦されることを理 解する必要があります。
神は過去に対しての完全な備えだけではなく、将来に対する完全な備えもされま した。「私たちに不利な、様々な規定で私たちを責め立てている債務証書を無効に し、それを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました」（１４節）。「債務 証書」とは、モーセの律法です。イエスは十字架で、神との義を得るための手段で あったモーセの律法を取り除いてくださいました。律法が義を得るための条件であ る限り、最も小さな規定の一つでも破るたびに、私たちは神の前に罪とされます。 しかし、律法が取り除かれ、私たちの信仰が私たちを義とするので、罪から解放さ れて生きることができるようになったのです。パウロはこう書いています。「
キリ ストが律法を終わらせられたので、信じる人はみな義と認められるのです」（ロー マ１０：４/新改訳第三版）。
キリストは、信じるすべての人のために義のための律 法の終わりとなられました。ユダヤ人も、異邦人も、カトリックも、プロテスタン トも、関係ありません。キリストは神の義を達成するための律法を終わらせたので す。私たちは義人となるために律法を守る必要はありません。
【祈り】
イエスさま、あなたの十字架のみわざを感謝します。神さまは過去、現 在、未来の罪のために完全な備えをしてくださったことを宣言します。それは、イ エスさまがご自分の義によって私を義とするために、私の罪を負って罪とされたか らです。アーメン。
