まことの聖所に近づこうではありませんか
パウロは、エペソの教会(と私たち)に宛てて、こう書いています。
しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、背きの中に死んでいた私たちを、キリストとともに生かしてくださいました。あなたがたが救われたのは恵みによるのです。神はまた、キリスト・イエスにあって、私たちをともによみがえらせ、ともに天上に座らせてくださいました。(エペソ2:4-6)
ここに、イエスとの一体化の三段階があることに注目してください。第一に、私たちは生かされ、第二に、よみがえり、第三に、イエスとともに座ります。イエスは御座に座っておられます。つまり、イエスとともに座るとは、御座に着き、イエスと御座を共有するということです。
イエスと一体となるということを理解すると、常にイエスに従うように招かれます。イエスは、「新しい生ける道」(へブル10:20)です。私たちはイエスとともに生かされ、イエスとともによみがえらされます。しかし、それで終わりではありません。私たちはイエスとともに御座に着くことができるのです。
幕屋に例えるなら、第一の垂れ幕は、私たちがイエスの復活にあずかることを表していると思います。至聖所に通じる第二の垂れ幕は、イエスの昇天にあずかることで、私たちが入っていく場所を表しています。イエスは復活しただけでなく、その後、天に、御座に引き上げられました。そこが、私たちにいてほしいと神が願っている場所です。神は、私たちが至聖所にたどり着くまでこの新しい生ける道を立ち止まることなく、進み続けて欲しいのです。至聖所は、天で私たちがイエスとともに御座を共有する場所です。そこが私たちの目的地です。
神が私たちに来てほしいと望んでおられる場所にたどり着くことを決意しましょう。
【祈り】
神さま、イエスさまの血によって、私があなたに近づくことができることを感謝します。私は、神さまが私に来てほしいと願っておられる場所にたどり着くまで、立ち止まらないことを宣言します。私は至聖所に近づきます。アーメン。