感謝しようではありませんか
感謝とは、神が私たちにしてくださったこと、そして今もしてくだっていることに対する適切な反応です。私たちは感謝の気持ちを表す必要があります。それを表現することはまた、私たち自身の霊の中に、何にも代えがたい効果をもたらします。私はそれを次のように表現しています。「感謝は、私たちの霊を神に喜ばれる礼拝と奉仕へと解放する。」ですから、へブル書の著者は、「感謝しつつ、敬虔と恐れをもって、神に喜ばれる礼拝をささげようではありませんか」(ヘブル12:28)と言っているのです。感謝のない奉仕は神に喜ばれません。「感謝の心」こそが、神に喜ばれる礼拝にさせ、私たちの霊を解放するのです。感謝しない人は、自分自身に縛られている自己中心的な人です。その人は本当の解放を知ることができません。しかし、感謝は私たちの霊を解放します。
すべてのことにおいて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。御霊を消してはいけません。(Ⅰテサロニケ5:18-19)
これは、明確な戒めです。もし、感謝を捧げないなら、私たちは不従順な者です。また、神のみこころから外れています。さらに、感謝しないことは、御霊を消してしまうことになります。感謝することによってのみ、神に喜ばれる奉仕となるように私たちの霊を解放するのです。
へブル人への手紙12章の最後に書かれている警告に注目してください。「私たちの神は焼き尽くす火なのです」(ヘブル12:29)。著者が言っているのは、こういう意味です。「この聖なる神、畏敬の念を起こさせる神に、正しい態度、すなわちへりくだりと感謝の心で近づかなければなりません。」
【祈り】
主よ、あなたが私にしてくださったすべてのことに感謝します。私は、へりくだりと感謝の心で聖なる神、畏敬の念を起こさせる神に近づく時、私の霊は神に喜ばれる礼拝と奉仕に解放させることを宣言します。私は感謝を表します。アーメン。