- 私は神の子どもです -
私は、自分を十分に評価できないという問題を抱えた人を数えきれないほど多く取り扱ってきました。自分自身をあまりにも低く評価していたために、多くの霊的、感情的苦悩を抱えることになったのです。
ヨハネの手紙3章1節はこう言っています。「私たちが神の子どもと呼ばれるために、御父がどんなにすばらしい愛を与えてくださったかを考えなさい。事実、私たちは神の子どもです。」自分は神の子どもであり、神は深く個人的に愛してくださること、神は私たちに関心があり、私たちのために時間を割いてくださること、私たち一人ひとりと直接で個人的な関係を持つことを望んでおられることを理解できたなら、私たちの自己価値は驚くほどに高くなります。
以前、私が集会に急いで向かっていたとき、反対方向から来た女性とぶつかってしまいました。どちらもかなりの急ぎ足だったからです。その勢いで転んだその女性は立ち上がって、「プリンス先生、私はずっと神さまに、先生に会わせてくださいと祈っていたのです」と言いました。
私は、「そうでしたか。お会いできましたね。でも、私は今、急いでいて、2分しか時間がありません」と言いました。その女性は自分の問題を話し始めましたがその話を聞いている途中で、私は「すみません、私にはあと1分しかありません。でも、あなたの問題は理解できたと思います。私の後について祈ってください」と言いました。私は、神が彼女の父であり、彼女は神の子どもであること、神が彼女を愛し、守り、特別な存在で、宇宙一素晴らしい家族の一員であることを感謝する祈りを導きました。そのあと、私たちは別れました。
一か月ほどして、その女性から手紙が届きました。そこには、「先生と一緒に祈ったその祈りで、私の人生に対する態度が完全に変わりました。私は初めて、自分に価値があることを実感できました」と書いてありました。
【祈り】
イエスさま、あなたが私を贖ってくださったことを感謝します。私に自己価値を与えてくれるのは、主との直接で個人的な関係であることを宣言します。私は神の子どもです。アーメン。