まことの聖所に近づこうではありませんか
この告白は、へブル人への手紙にある「大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」(へブル4:16)と対比することができます。この言葉は要するに、「神に近づこうではありませんか」ということで、その文脈の中で理解する必要があります。へブル人への手紙10章のことばに直接関係しています。
私たちは…まことの聖所に入ることができるのです…神に近づこうではありませんか。(へブル10:19、22/新改訳第三版)
この箇所は、「神に近づくこと」は、「まことの聖所(至聖所)に入ること」と同じであると、明確に語っています。
では、比較してみましょう。「大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」は、私たちが必要とする助け、つまり、あわれみと恵みを求めて近づくことを意味しています。しかし、「神に近づこうではありませんか」は、さらに一歩踏み込んだ意味があると私は考えます。単に助けを求めて御座に近づくだけではなく、御座におられるキリストとともにいるように招かれているのです。それが、「至聖所に入る」という意味です。
幕屋はおもに三つの部分があります。最初に、「外庭」で、幕屋の第一の垂れ幕の向こう側に「聖所」があります。そして最後に、第二の垂れ幕の向こう側が「至聖所」です。ヘブル人への手紙は、幕屋の構造に基づいて表現されています。私たちの目的地は、第二の垂れ幕の向こう側にある「至聖所」です。
【祈り】
神さま、イエスさまの血によって、私があなたに近づくことができることを感謝します。私は御座のキリストとともにいることを宣言します。私は至聖所に近づきます。アーメン。