イエスの血によって、私は聖なるものとされ、神に聖別されています
古い契約の下で「聖さ」を得る方法を見ていきましょう。神はこう言われました。「あなたがたは自分の身を聖別して、聖なる者とならなければならない。わたしが聖だからである」(レビ11:44)。レビ記11章は、何を食べるか、何を着るか、何が人をきよくしたり汚したりするかについて複雑な規定を列挙しています。
神が求めておられるのは、「自分の身を聖別」することです(レビ11:44)。しかし、この章から分かることは、聖さを保つことは非常に複雑だということです。最も複雑な規定が以下の箇所です。
地に群がるもののうち次のものは、あなたがたにとって汚れたものである。すなわち、もぐら、跳びねずみ、大トカゲの類、ヤモリ、ワニ、トカゲ、砂トカゲ、カメレオンである。すべて群がるもののうち、これらは、あなたがたにとって汚れたものである。これらが死んだ状態のときに触れる者はだれでも夕方まで汚れる。(レビ11:29-31)
この規定によると、例えば、もしネズミが死んで、誰かがその尻尾をつまんで持ち上げると、その人は夕方まで汚れます。しかし、聖書はさらに、ねずみが落ちる可能性がある器 や、ねずみが触れるかもしれない衣服のついての規定があり、その汚れの対処法を指示しています。これらすべての規定を守るには、一瞬たりとも気を抜くことができません。
神は、これらの規定に従うなら、聖なる者となることができると言われました。しかし、一連の規定を守ることによって聖さを得ようとするなら、常にすべての規定を守る必要があります。一つも欠けてはいけないのです。しかし、神はもっと良い方法を用意してくださったことを感謝します。これらの規定をすべて守ることは、罪深い人間には不可能だからです。
【祈り】
イエスさまの血潮を感謝します。神さまが私を聖なる者としてくださる計画を宣言します。それは一連の規定を守ることではなく、私を聖なるものとし、神のために聖別してくださったイエスさまの血によってです。アーメン。