私たちが神と永遠に交わることができるために、イエスは死によって絶たれました
テサロニケ人への手紙第一5章23節、パウロはこのように祈っています。
「平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。あな たがたの霊、たましい、からだのすべてが、私たちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのないものとして保たれていますように。」
パウロはこ こで、完全な人間の人格を構成する三つの要素を高いものから順に挙げています。 第一に霊、第二にたましい、第三にからだです。
霊は、創造の時に神から人の中に直接吹き込まれた人間の人格の部分です。した がって、創造主と直接結ばれ、交わることが可能です。コリント人への手紙第一6 章17節で、パウロはこう言っています。「主と交わる者は、主と一つの霊になるのです。」「主と一つのたましい」ではありません。人間の霊だけが神と直接結び つくことができます。創造において、人の霊は、上におられる創造主である神とつ ながり、そして下にある自分のたましいとつながっていました。神は人の霊と直接 交わり、人の霊を通して、そのたましいと交わりました。人の霊とたましいは共に、
その体を通して表現されました。
霊、たましい、からだの機能について、簡単に三つの定義を紹介しましょう。霊は神を意識します。たましいは自己を意識します。体は世を意識します。霊を通し て私たちは神を知ります。たましいにおいて、私たちは自分を知ります。そして体とその感覚を通して、私たちを取り巻く世界と関わります。
人の霊が神と一つであることを思い出させるとき、それは再び燃えるランプとな ります。聖霊が入ってきてそのランプを満たし、人の内なる存在全体を照らします。(参照/箴言20:27)
【祈り】
イエスさま、あなたの十字架のみわざを感謝します。私は、私を造られた創造主と直接結ばれ、交わりの中にあるとことを宣言します。私が永遠に神さま
と交わることができるようにと、イエスさまが死によって絶たれたからです。アーメン。